長野県松本市の歯科技工所 有限会社平沼歯科技術研究所
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ＮＣＣナチュラルカラーコンセプトとは？
- ＮＣＣシステムの特徴
１．ガミー使用による目の錯覚の現象
２．各シェードの中間色をイメージしやすい整然とした色調配列。
３．シェードガイドの色調を正しく再現できるポーセレンを有している。
４．ポーセレンパウダーの色調が築盛厚さとの関係を明確になるように設計されている。
５．シェードアイデータによる客観的データの利用。
シェードバリフケーションテクニック
- シェードバリフケーションテクニック 長所と短所
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長所 |
短所 |
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客観的情報が得られる |
基本情報のみしか得られない |
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細かい情報が得られる |
錯覚しやすい |
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保存が利く |
機器により画質が異なる |
ＭＣクラウンの築盛厚さによる影響
埋没材について
・石膏系のものと比べてリン酸塩系は作業環境の影響を受けやすい。
・石膏系は本来（混和）半水塩が二水塩に変える物理反応。
・リン酸塩系は（練和）リン酸アンモニウムマグネシウム生成セメント系。
・リン酸塩系はじ１５℃以下の環境の中ではコロイラルシリカが水に溶けにくいため、ノジュールの
発生の危険が高まり、気泡の原因になる。
・粉＋液が十分に練りこまれ流動性の出る状態まで手練和を行うことが最重要課題。
適合精度の確立
１．支台形成面の表面を滑沢にする。
２．エナメル小柱の走行を理解する。
３．埋没材の特性をよく理解する。
４．使用される結合剤の粒径を知る。
５．膨張率と膨張量の違いを理解する。
６．ライナー材の特性を理解する。
ステイニングのヒント
・ステイニングをする際、カーボランダム面を荒らす
・ステイニングは薄めに色が出るまで繰り返し行う
・縦方向、横方向のステイニングは一緒にしない
・ステインのホワイトは築盛スペースのないところで使用することでオペークの浮き上がりを隠す作
用がある
・ステイニングはあくまで色だしの補助的な役割と認識する
メタルフレームのフレーム調整の注意点
・適合確認はマイクロスコープで行う
・メタル調整はシングルカットのカーバイトバー、ラウンドバー、アルミナポイントでこれがガス化
及び、界面気泡の原因となるので使用しないほうが良い。
・切削方向は一定方向にする。
・過度な力はかけない。
・切れなくなったバーでの調整は表面を荒らすので使用しない。
形成修正のヒント
咬合について
下顎運動（限界運動）→咬合器上にて再現可
境界運動（機能運動）→咬合器上にて再現不可
前方運動、開閉運動、測位運動
・インディエイトサイドシフト→測方運動中に非作業側の顆頭が前下内方へ向かう様子を水平面に描かせると２つの異なる運動経路があらわれる。
そのひとつはこの運動の初期に出現などで下顎が作業側に向かって横ずれするためあらわれる。この横ずれのことを言う。
・ Longevity→長期的機能の安定
・ 咬頭嵌合位→相対する咬頭と斜面が最大面積で接触し咬頭が密接に嵌合した上下顎
歯列の３次元的位置関係。
・ 中心位→顆頭位における基本位の定義が最後退位→ＲＵＭ→前上方位に変化
・ 下顎位の決定法
垂直的顎位
水平的顎位
・ シェードバリフケーション テクニック
目線観察＋スライドデータ観察＋シェードアイデータと組み合わせて対象となる天然歯の色調を
確定に読み取るテクニック
・ デンタルカラースペース
人の見え方と器械測定値の整合を図り難解で複雑な色調の世界と、われわれ術者の比色判断の
間違いが軽減されるよう考案されたもの。